石化を受けた広報担当は、百メートルの女大仏として胎内を観光される。——意識は残ったまま。状態変化(石化)作品。
杉林に囲まれた駐車場。 観光協会の広報・萩原翠は、落成前夜の蓮台を確認しに来る。 槽の白い粉は足から上がり、一夜で身体を石の巨大女大仏へ変える。 意識は残る。目は開いたまま町を見る。口は閉じ、声は出ない。 全高は約百メートル。足元に券売機があり、胴をエレベーターが通り、胸に展望台がある。 完成した彼女は町の顔として開場され、 知らない客に胎内を歩かれ、閉園後には内部を使われる。 五十年経っても、像は同じ場所で観光客を受け入れている。 「出すぞ。女大仏として、な」 変化の過程と、物になったあとの感覚を書いた状態変化(石化)作品です。 女性視点。意識残存。バッドエンド。 ※画像生成の一部に生成AIを使用しています。
























