社員6人の町工場を引き継いだ。値段を決め、数を決め、ボタンを押す。ひと月が過ぎ、決算表が返ってくる。朱か、深緑か。くり返した先に、あなたの会社がある。
引き継いだのは、社員6人の小さな工場だった。 値段をいくらにするか。何個つくるか。誰をどこに置くか。決めることは、そう多くない。決めたらボタンを押す。ひと月が過ぎ、決算表が返ってくる。 そこには、先月のあなたが考えたことの結果だけが並んでいる。朱で書かれるか、深緑で書かれるか。言い訳を書く欄はない。 競合は、あなたが迷っているあいだにも品質を上げている。去年よく売れた製品は、今年もう古い。給料を上げれば人は残り、上げなければ去っていく。どれも当たり前のことだ。当たり前だから、効いてくる。 決算表を積み上げたとき、その束が、あなたの経営そのものになる。



